欧州連合(EU)のエネルギー担当相理事会は
このたび、2010年にこれまでの白熱電球の販売禁止すること方針を打ち出しました。
これまでも、白熱電球は地球温暖化防止の視点から電力消費が多い上、
寿命が短いことを指摘されており、
エネルギー効率の向上と二酸化炭素(CO2)の排出削減のために廃止論が高まっていました。
日本でも2007年には政府が電機メーカーに対して
白熱電球の生産・販売の中止を求める要請を出すなどの動きがありました。
こうした流れを受けた今回のEUの方針により、
よりエネルギー消費の少ない新型の電球や発光ダイオード(LED)、
電球型蛍光(CFL)などの省エネ電球に切り替えるに切り替えることが求められることになります。
エネルギー消費の少ない新型の電球(左)
電球型蛍光(CFL)(中央)、従来の白熱電球(右)
photo:Reuters/アフロ
電球型蛍光(CFL)
photo:Getty Images/アフロ
なお、新型電球は割高になるが、長持ちし、年間50ユーロ(約6100円)の節約となるようです。
1879年にエジソンによって発明されたフィラメント電球。
photo:The Bridgeman Art Library/アフロ
エジソンに端を発する白熱電球の歴史が幕を閉じることになるのでしょうか?
あのひっそりとした灯りの代替品に注目です。