2008年9月18日木曜日

どこの川がきれい? 平成19年一級河川水質調査結果

先日、環境省より毎年行われている
平成19年全国一級河川の水質現況の報告がまとめられました。

この報告によると、日本全国の一級河川(湖沼、海域を含む)では、
それぞれの生活環境に合わせた、
環境基準を満たしている地点が88%となり(10年前は75%程度)、

また、サケやアユが生息できる水質を維持している地点も、
約93%であるとのことです。

中でも、特にきれいとされている川(ランキングが1位)は以下の通りです。

○雄大な羊蹄山の麓などを流れる「尻別川(北海道)」

location:ニセコ町、北海道
photo:アフロ


○日高山脈を源に、アイヌの集落などを流れる
「沙流川(北海道)」

location:日高町、北海道
photo:アフロ



○日本百名山の吾妻連峰から流れ出て、
阿武隈川に注ぐ「荒川(福島県)」

location:福島市、福島県
photo:アフロ


○北アルプスから黒部渓谷など深い谷を流れ、
黒部ダムでも有名な「黒部川(富山県)」

location:黒部渓谷、黒部町、富山県
photo:アフロ


○秘境・大杉谷や河原の石が伊勢神宮の式年遷宮に使われるなど、
神秘的な「宮川(三重県)」

location:堂倉滝、大台町(旧宮川村)、三重県 
photo:アフロ


○ダム建設中止で話題になった川辺川ダムのある「川辺川(熊本県)」

  この川は、日本三大急流の球磨川に流れ込むため、
  治水問題は以前から重要でしたが、実はすばらしい清流もたたえています。
  そのために観光問題との関連でダム建設に賛否が分かれる結果となりました。

location:五木村、熊本県 
photo:アフロ


この他、高津川(島根県)も同じく1位にランクインしてます。


日本各地で清流を守る取り組みがなされてます。
川の多い日本では、その風土に合わせた生活文化が
エコ生活につながります。