2009年2月28日土曜日

水素燃料電池おもちゃ

2月末に東京ビックサイトで行われた「国際水素・燃料電池展」にて。


photo:Reuters/アフロ


クリーンエネルギー技術の実演用に制作された、
おもちゃの燃料電池自動車。
実物大が出る日も近いかも。


燃料電池とは化学反応時に出る
エネルギーを電力するもの。

自然エネルギーとともに、注目の高いエネルギーです。

2009年2月20日金曜日

中国、今度は大雪で交通が麻痺

中国は、今年に入り深刻な水不足や干ばつに悩まされていました。


それが一転、雪の話題です。


18日、北京では今年初の雪が降りました。





Photo:Reuters/アフロ


そして、
19日、瀋陽では、交通が麻痺するほどの大雪に見舞われました。




Photo:新華社/アフロ


環境対策関連でのコストは増すばかりかも!?




2009年2月17日火曜日

I love Kyoto - 京都議定書発効4周年

16日、ローマ、イタリア。


京都議定書の発効4周年を記念するデモが
環境保護団体「ラガムビエンテ」の活動家らによって行われました。



photo:Reuters/アフロ


地球儀を掲げ、「I love Kyoto」の文字が躍るTシャツを着用。


京都議定書は、気候変動への国際的な取り組みの枠組みを決めた議定書です。
締約国は172カ国にものぼりました。


2005年2月16日に発効され、
現在は温暖化ガスの削減目標の約束期間に入り、
それとともに、2012年の京都議定書後にも注目です。

2009年2月15日日曜日

ゴミ廃棄場の危機 - メキシコシティ

メキシコシティ、メキシコ。

メキシコシティは人口およそ2千万人を抱える、
世界有数規模の大都市です。

歴史地区は世界遺産に認定されるなど、
歴史情緒豊かな街並みもあります。


世界遺産:メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ
photo:アフロ

その規模に加え、海抜2千メートル以上に位置するにもかかわらず、
地形が盆地であるため、排気ガスが滞留しやすいなど、
常に公害が社会問題として顕在化している都市としても有名です。


大気汚染が深刻なメキシコシティの街並み
photo:アフロ

そのメキシコシティが今頭を抱えているのが、ゴミ問題です。

中南米でも有数の経済規模を誇る都市だけに、
ゴミの量の桁違いです。
そのゴミの行き場所がなくなりつつあります。


photo:Reuters/アフロ (3)

世界最大規模のネツァワルコヨトルゴミ廃棄場(Nezahualcoyotl dump site)は
年間でスポーツスタジアム4つ分投棄され、
今やはちきれんばかりのゴミにあふれてます。
その大きさはアメリカ、NYのマンハッタンの1/5にも及んでいるとか。

まずは分別が必要そうです

2009年2月13日金曜日

山火事から救出されたコアラ「サム」と「ボブ」

オーストラリア南東部ビクトリア州の山火事で、
奇跡的に救出されたコアラが注目を集めてます。

 

 

救出されたサムと消防士のボブ・ツリーさん
photo:Reuters/アフロ (4)

救出されたメスのコアラは「サム」と名づけられました。
彼女は8日にメルボルンの南東約150キロにあるMirboo Northで
ボランティアの消防士、デイブ・ツリーさんに救出されました。

救出された、サムは水を与えられると、最初は戸惑っていたようですが、
ごくごくと飲み干したそうです。

その後、避難所へ移されたサムは、
先に保護されていたオスのコアラ「ボブ」同じ檻へ。


photo:Reuters/アフロ

サムはボブの腕で抱きかかえら、寄り添うように過ごしているようです。

この出来事が被災者に希望の光となっているようです。
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しかし、現実にはこういった救出劇はあくまで一部にしか過ぎません。
百万以上の動物の命が、業火に巻かれて失われていったことは、
忘れられないことです。




photo:Gettyimages/アフロ (2)

そして、その業火が広がった原因は、
乾燥している中、気温が45度を超える猛暑にもありました。
それだけでなく、
警察は火災が起きた直接の原因には、
放火の疑いがあるとみて捜査を進めているようです。

万が一、放火であれば、
多くの人の命を奪い、大きな被害が出ているだけに、
テロとも呼べてしまう大事件に発展し、
大きな波紋を呼びそうです。

木の上で滑走路拡張で森林伐採に抗議---独

11日、ドイツ、フランクフルト。
 
photo:Reuters/アフロ (2)

空港の滑走路拡張工事に伴う、森林伐採に反対する環境活動家が、
木の上にツリーハウスでキャンプを張り、活動を展開。

このあと、環境活動家達はドイツ特殊部隊に逮捕されてしまいました。

「伐採するなら木の上で生活するほうがまし!!」との意味のバナーを掲げる、
フランス人活動家セシル・ルコント(Cecile Lecomte)さん 。
 
photo:Reuters/アフロ (2)

彼女もこのあと、逮捕されてしまいました。
穏やかな顔つきです。
海外では環境活動家が積極的に抗議活動を行い、
逮捕されるケースが多くあります。

彼らはその後どうなるのか、とても気になります・・・

オーストラリア山火事被害広がる

このたびのオーストラリア南東部ビクトリア州で山火事で、
現在、死者が300人に達するとの見方が強まってきたようです。
焼失面積はロンドンの2倍にも及び、
被害を受けたメルボルン北方の20の町を含む地域では750棟以上が焼失したようです。




photo:Gettyimages/アフロ(2)


野も山も焼き尽くされ、明らかに生活に被害が拡大している様子が伺えます。


そのような状況下で、各地からの救援物資が続々と集まってきてます。




photo:Gettyimages/アフロ(上)、ロイター/アフロ(中、下)

また、オーストラリア連邦政府も赤十字社が連携して
「ビクトリア州山火事救済基金」を設立。
被害を受けた地域への援助を呼びかけをしております。

オーストラリア赤十字社のHP:http://www.redcross.org.au/default.asp
ビクトリア州山火事救済基金(オーストラリア赤十字社サイト内):http://www.redcross.org.au/vic/services_emergencyservices_victorian-bushfires-appeal-2009.htm

2009年2月12日木曜日

オーストラリア南東部で大規模な山火事

先日より記録的な猛暑に見舞われている、
オーストラリア南東部で大規模な山火事が発生しました。




photo:Reuters/アフロ (2)

被害は延焼面積が30万ヘクタール以上となり、
死者200人を超え、未だに延焼している地域があるようです。

また、カンガルーやコアラを始めとする動物にも被害が及び、
100万以上の命が失われたとのことです。

これに対し、ラッド首相は即座に6億円以上の出資を決め、
復旧支援を開始することを発表しました。

photo:Reuters/アフロ (2)

先日までは、暑さのためにビーチをにぎわす人々の様子が
伝えられていたのから一転して、
深刻な山火事による被害のニュースの報道となってしまいました。

この殺人的な酷暑がまさしく、甚大な被害をもたらし、
人や動物の生活や命を奪っていきました。


photo:Reuters/アフロ (2)

photo:Gettyimages/アフロ

オーストラリアでは、
一時オーストラリアドルが好調にあったときにも、
2006年、2007年の大干ばつによる水不足、農業被害に代表されるように、
環境被害による経済の減速が懸念されるなど、
環境問題は非常に深刻な問題でした。

その背景には1970年代より指摘され始めた、
南極大陸を中心として広がりを見せていた、
オゾンホール影響がが色濃く反映されておりました。

オゾンホールは紫外線が直に降り注ぐために起こる健康被害のほか、
やはり気候変動への影響も指摘されております。

日本では二酸化炭素などによる温暖化ガスなどの話題に押されて、
徐々に聞かれなくなっております。

しかし、オゾンホールは年々拡大しているとの指摘もあり、
21世紀に入って過去最大のオゾンホールが確認されるなど、
やはり忘れることのできない問題であることには変わりありません。

今回の山火事とオゾンホールとの関係は明確ではありませんが、
気候変動は徐々に我々の生活を脅かすだけでなく、
突如とした大規模な被害をもたらす一端を担っているのかもしれないと感じさせられます。

2009年2月10日火曜日

中国の干ばつで農業被害

今年に入り中国では、干ばつが深刻化しております。



photo:Newscom/アフロ



photo:Reuters/アフロ



中国は、食料自給率が少なくても90%はあるといわれてます。
最近の急速な経済発展を背景に、
人口が都市に流入し、また、地方都市にも工場が建設され、
農業は縮小しているといわれておりますが、
先進諸国に比べるとまだまだ高い水準を保っております。


農業と生活が密接にかかわる中国にあって、
干ばつの被害はとても深刻化しそうです。

2009年2月6日金曜日

消滅の危機からの生還。マケドニア、ドイラン湖

マケドニア、ドイラン湖。



photo:Reuters/アフロ

マケドニアとギリシャの国境沿いに横たわるドイラン湖。
この美しい湖、実は2001年の干ばつの被害や
湖水を生活用水として過剰に使ったことなどで、
深刻な水不足に悩まされ、一時は水面が10m以上も下がってしまいました。
また、国境に面するため、利権争いの問題もありました。

一時は消滅の危機をささやかれることもありました。

当時、ドイツの援助などを受けて、
近くの川から水を引き入れるなどの事業を行い、
様々な問題を乗り越え、
再び美しい姿を取り戻そうとしています。

朝霧の中を飛ぶ水鳥の姿。守るべきものがここにはあります。
photo:Reuters/アフロ

この湖は、古くから囲い込み漁が行われたり、
多様な動植物が繁殖する、
自然の豊かな場所です。


凍った湖面で作業する人々。
与えられた状況でいかに生きてこそ、共生ができると感じさせられます。
photo:Reuters/アフロ

美しい自然はやはり取り戻すことも可能なのです。

2009年2月4日水曜日

JAL、バイオ燃料でテスト飛行

1月30日、羽田空港。


昨年、JAL、ボーイング社、プラット・アンド・ホイットニー社が
バイオ燃料を用いたデモフライトを実施することを発表しました。
このことを受けて、2009年1月30日に羽田空港にて、
デモフライトのイベントが行われました。







JALグループ、代表取締役・西松 遙氏。
最近、様々な面での評価が非常に高い経営者としても有名ですが、
今回の環境問題へのアプローチもまた話題を呼びそうです。
photo:Reuters/アフロ (2)


ハイブリッドカーを始めとした自動車業界のみならず、
運輸・交通関連の業界全体で本格的に変化が訪れようとしています。


バイオ燃料とはトウモロコシやサトウキビ、
食用の廃油などの生体物を使用した燃料のことです。


石油、石炭を始めとした、化石燃料は燃料として使用する際は、
多くの二酸化炭素を排出するため大きな環境負荷がかかります。
その上、枯渇資源であるため、持続的な供給は望めません。


一方、バイオ燃料は精製時に出る、二酸化炭素の量を抑えられるほか、
非枯渇資源であるため、持続的な供給が行えます。


しかし、大量の栽培、収獲が必要となるため、
広大な土地を必要とするほか、栽培地域が限られるケースもあります。
値段が高騰し、輸出入品目なるため、政治的、経済的問題を抱えることとなります。
また、移動させること自体でエネルギーを使うことで環境負荷が出たり、
食用系の作物は、食品としての消費とのバランスも考えなければなりません。


今回のJAL社の取り組みは、
高地や乾燥地帯などでも栽培ができ、
非食物系のカメリアをバイオ燃料とすることで、
環境負荷を抑えることも狙いとされています。


島国の日本は、
飛行機による移動への依存は止むを得ない部分があります。
飛行機の燃料が変われば、旅行やビジネスの出張なども
エコ化することになるかもしれません。

2009年2月3日火曜日

欧州は大雪、豪州は猛暑

世界中の色々な天気の話。
今年に入り、ヨーロッパは大雪見舞われてます。
交通機関にも影響が出始めています。
ロンドンは18年ぶりの大雪が降ってます。
photo:Gettyimages/アフロ


パリでも雪かき。
photo:Reuters/アフロ


マドリッドの高速道路は大混乱。
photo:Newscom/アフロ


一方、オーストラリアでは100年に一度の猛暑。
40度を越える日が続き、死者も出ています。



メルボルンのビーチでは殺人的猛暑でぐったり。
photo:Reuters/アフロ

しかし、そんな中、人々は楽しい日々も送っているようです

ロンドンっ子は雪と戯れ、
photo:Gettyimages/アフロ (2)

メルボルンの若者は夏を満喫しています。
photo:Reuters/アフロ