2009年2月13日金曜日

山火事から救出されたコアラ「サム」と「ボブ」

オーストラリア南東部ビクトリア州の山火事で、
奇跡的に救出されたコアラが注目を集めてます。

 

 

救出されたサムと消防士のボブ・ツリーさん
photo:Reuters/アフロ (4)

救出されたメスのコアラは「サム」と名づけられました。
彼女は8日にメルボルンの南東約150キロにあるMirboo Northで
ボランティアの消防士、デイブ・ツリーさんに救出されました。

救出された、サムは水を与えられると、最初は戸惑っていたようですが、
ごくごくと飲み干したそうです。

その後、避難所へ移されたサムは、
先に保護されていたオスのコアラ「ボブ」同じ檻へ。


photo:Reuters/アフロ

サムはボブの腕で抱きかかえら、寄り添うように過ごしているようです。

この出来事が被災者に希望の光となっているようです。
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しかし、現実にはこういった救出劇はあくまで一部にしか過ぎません。
百万以上の動物の命が、業火に巻かれて失われていったことは、
忘れられないことです。




photo:Gettyimages/アフロ (2)

そして、その業火が広がった原因は、
乾燥している中、気温が45度を超える猛暑にもありました。
それだけでなく、
警察は火災が起きた直接の原因には、
放火の疑いがあるとみて捜査を進めているようです。

万が一、放火であれば、
多くの人の命を奪い、大きな被害が出ているだけに、
テロとも呼べてしまう大事件に発展し、
大きな波紋を呼びそうです。