2009年1月13日火曜日

【地球との共生特集】ミャンマー、インダー族

東南アジア、ミャンマーには湖上で与えられた環境と共生する人々が生活しています。
ミャンマーのほぼ中央のシャン高原に位置するインレー湖。
ここで生活するインダー族は湖上に住むだけでなく、生活に必要な多くのものを湖の恩恵を受けて生活を繰り広げています。


まず、一番目に付くのは片足を櫂にからませ船を操る姿です。
舟をこぎながらも様々な作業ができるよう、工夫されています。

Photo:アフロ


もちろん、湖では漁業が営まれています。

Photo:アフロ


しかし、彼らの湖上の営みはそれだけに留まりません。


彼らは湖上に家を建て生活をし、
また、農業まで行う伝統的な暮らしを今も続けています。

Photo:アフロ (2)


その農地は湖上で浮き草や泥、砂を集め浮島を作り、
それを作物が育つくらい十分な大きさに仕上げた後、竹さおで固定することで確保されます。

栄養豊かな土台に支えられた農地では様々な作物が栽培されています。

湖の多い日本でもここまで湖に密着した生活を送っている人々はいないのではないでしょうか。

地球という大きな場所の一部で生活する我々は、
その与えられた環境の中で、いかに多くのものを授かるか、
これは環境面で様々な負担を減らし、環境にやさしい生活をするための一つの手段となるかもしれません。