2008年11月10日月曜日

世界の風力発電事情

温室効果ガスの削減の鍵を握るのが、電力供給の台所事情。


まだまだ、原子力発電の力に依存している現状はあります。
原子力発電の有効性と安全性については、多くの議論があります。


10日、ドイツにて、
反核運動家により、
核廃棄物の輸送ルートを妨害するデモが起きたました。








photo:Reuters/アフロ(3)

火力発電を中心とした化石燃料によるエネルギー供給は
温暖化の問題だけでなく、その価格の高騰、枯渇の問題を受け、まさに曲がり角に来てます。
-----------------------


一方、自然エネルギーへの注目は高まる一方です。

そのような中でも風力発電は、採算性が高さ、潜在的な発電量、
そして特定の地域だけでなく分散して発電できることなど
多くのメリットが見込めることから、今後も注目される自然エネルギーです。

風力発電は欧米を中心に供給が進んでいます。
現在、WWEA(世界風力 エネルギー協会)の調べによると、
2007年時点での世界各国の設備容量は

1位ドイツ


マグデブルク近郊
photo:Reuters/アフロ


2位アメリカ

ペンシルベニア州、サマセット
photo:Reuters/アフロ


3位スペイン

バスク地方、デュランゴ近郊
photo:Reuters/アフロ


4位インド

ラジャスタン地方
photo:Eyedea/アフロ


5位中国

新疆ウイグル自治区
photo:Reuters/アフロ


以下、欧米諸国が上位を占めてます。
なお、日本は13位です。


2007年の新規導入量もアメリカ、スペイン、中国などが上位を占めてます。
その導入量は昨年よりも25%以上増加しており、
この市場の活況ぶりがうかがえます。



騒音や場所による発電量、鳥などへの影響、そしてなにより景観など
指摘されている問題もたくさんありますが、
必要なエネルギーであることには変わりなさそうです。