人造公園としては、世界最大規模の「ゴールデンゲートパーク」。その中にあるカリフォルニア アカデミー オブ サイエンス (California Academy of Science)が9月27日にリニューアルオープンします。
photo:Reuters/アフロ(上)、arcaid/アフロ
持続可能な未来を目指し、周囲や自然環境との結びつきを大切にしたこの建物には、環境にやさしい工夫が盛りだくさんです。
中でも見所は、3000坪にも及ぶ「Living Roof」と呼ばれる巨大な屋根。
屋根全体が庭園のようになっており、北カリフォルニアに生息する植物が170万本も植えられます。
屋根の工事風景には、庭いじりのような光景も。
また、丘のようにうねった地形を作り出すことで、丸くあいた天窓からは様々な角度で自然光が入り、自然を生かした屋根のおかげで、常に館内は涼しく保たれるようです。
このような建物が建つ背景には、環境活動に対する積極的な寄付活動やサンフランシスコ市の環境局が中心に推し進める「green building」プロジェクトがあるようです。
新たな観光スポットとしても大注目です。
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見所たくさんのこの建物は、2005年に著名建築家のレンゾ・ピアノ(Renzo Piano)なども参加してスタートしました。
photo:arcaid/アフロ (2)
庇など、随所にレンゾ・ピアノらしい美しさが見られるのも特徴です。
なお、工事風景の後ろに見え謎の建物は、
北京オリンピックのメイン会場「鳥の巣」でおなじみの
ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)のデ・ヤング美術館 (de Young Museum)。
photo:GettyImages/アフロ(上)、artur/アフロ
とにかく、これまで以上に注目のエリアになりそうです!!