マケドニアとギリシャの国境沿いに横たわるドイラン湖。
この美しい湖、実は2001年の干ばつの被害や
湖水を生活用水として過剰に使ったことなどで、
深刻な水不足に悩まされ、一時は水面が10m以上も下がってしまいました。
また、国境に面するため、利権争いの問題もありました。
一時は消滅の危機をささやかれることもありました。
当時、ドイツの援助などを受けて、
近くの川から水を引き入れるなどの事業を行い、
様々な問題を乗り越え、
再び美しい姿を取り戻そうとしています。
朝霧の中を飛ぶ水鳥の姿。守るべきものがここにはあります。
photo:Reuters/アフロ
この湖は、古くから囲い込み漁が行われたり、
多様な動植物が繁殖する、
自然の豊かな場所です。
与えられた状況でいかに生きてこそ、共生ができると感じさせられます。
photo:Reuters/アフロ
美しい自然はやはり取り戻すことも可能なのです。