オーストラリア南東部ビクトリア州の山火事で、
奇跡的に救出されたコアラが注目を集めてます。
救出されたサムと消防士のボブ・ツリーさん
photo:Reuters/アフロ (4)
救出されたメスのコアラは「サム」と名づけられました。
彼女は8日にメルボルンの南東約150キロにあるMirboo Northで
ボランティアの消防士、デイブ・ツリーさんに救出されました。
救出された、サムは水を与えられると、最初は戸惑っていたようですが、
ごくごくと飲み干したそうです。
その後、避難所へ移されたサムは、
先に保護されていたオスのコアラ「ボブ」同じ檻へ。
photo:Reuters/アフロ
サムはボブの腕で抱きかかえら、寄り添うように過ごしているようです。
この出来事が被災者に希望の光となっているようです。
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しかし、現実にはこういった救出劇はあくまで一部にしか過ぎません。
百万以上の動物の命が、業火に巻かれて失われていったことは、
忘れられないことです。
photo:Gettyimages/アフロ (2)
そして、その業火が広がった原因は、
乾燥している中、気温が45度を超える猛暑にもありました。
それだけでなく、
警察は火災が起きた直接の原因には、
放火の疑いがあるとみて捜査を進めているようです。
万が一、放火であれば、
多くの人の命を奪い、大きな被害が出ているだけに、
テロとも呼べてしまう大事件に発展し、
大きな波紋を呼びそうです。