オーストラリア南東部で大規模な山火事が発生しました。
被害は延焼面積が30万ヘクタール以上となり、
死者200人を超え、未だに延焼している地域があるようです。
また、カンガルーやコアラを始めとする動物にも被害が及び、
100万以上の命が失われたとのことです。
これに対し、ラッド首相は即座に6億円以上の出資を決め、
復旧支援を開始することを発表しました。
復旧支援を開始することを発表しました。
photo:Reuters/アフロ (2)
先日までは、暑さのためにビーチをにぎわす人々の様子が
伝えられていたのから一転して、
深刻な山火事による被害のニュースの報道となってしまいました。
この殺人的な酷暑がまさしく、甚大な被害をもたらし、
人や動物の生活や命を奪っていきました。
photo:Reuters/アフロ (2)
photo:Gettyimages/アフロ
オーストラリアでは、
一時オーストラリアドルが好調にあったときにも、
2006年、2007年の大干ばつによる水不足、農業被害に代表されるように、
環境被害による経済の減速が懸念されるなど、
環境被害による経済の減速が懸念されるなど、
環境問題は非常に深刻な問題でした。
その背景には1970年代より指摘され始めた、
南極大陸を中心として広がりを見せていた、
オゾンホール影響がが色濃く反映されておりました。
オゾンホールは紫外線が直に降り注ぐために起こる健康被害のほか、
やはり気候変動への影響も指摘されております。
日本では二酸化炭素などによる温暖化ガスなどの話題に押されて、
徐々に聞かれなくなっております。
しかし、オゾンホールは年々拡大しているとの指摘もあり、
21世紀に入って過去最大のオゾンホールが確認されるなど、
やはり忘れることのできない問題であることには変わりありません。
今回の山火事とオゾンホールとの関係は明確ではありませんが、
気候変動は徐々に我々の生活を脅かすだけでなく、
突如とした大規模な被害をもたらす一端を担っているのかもしれないと感じさせられます。